ADHD ホッファー先生のケースレポート・・・14歳男児 言葉と学業成績が改善

 

ケース74

Gus.S.は1958年12月生まれで初診は1973年4月。発語ができず、語彙が少なく、自己表現が困難だった。学習スピードが遅く、I.Q .は55点だった。加えて大変落ち着きがなく、多動だった。私は彼が小児統合失調症に罹患していると考えた。公立学校では難しく、知的障害児のための特殊学級へ3年ほど通っていた。そこで他の子供からたくさんの悪いくせを学んでいた。私はナイアシンアミド毎食1グラムとピリドキシン250㎎朝夕を始めてもらった。一月でわずかな改善を認めた。そこで毎食1グラムのナイアシンを追加した。1973年8月までにスピーチと学業成績は大変改善した。深刻な問題行動はまだあった。ジョン・ホッファーによりnot improvedと評価された。1973年11月までにナイアシンは吐き気のために中止しなければならなかった。まだ改善はしていなかったが、過活動スコアは101から65へ減少した(1973年4月2日から1973年11月14日にかけて)。

彼には兄がおり、2歳の時から知的障害があった。20歳まで同様に問題行動があった。彼は慢性統合失調症であり、6か月におよぶビタミン療法に反応しなかった。

コメント:総合で改善なしの判断だが、実際はいろいろと改善している。

彼の兄がビタミン療法に全く反応しなかった理由は何であろうか?