黄色爪症候群とは

北海道医療センター呼吸器内科 ポスター発表より 日本内科学会雑誌 2026年2月号より

①黄色爪症候群は、黄色爪、下肢リンパ浮腫、慢性肺症状を三徴とする稀な疾患である。
②12年間で5例のYNSを認めた。年齢中央値は71歳。男性は4例であった。
③黄色爪、腹水、下肢浮腫、慢性副鼻腔炎は全例に、気管支病変は4例に認めた。
④併存疾患として巨細胞性動脈炎2例(うち1例は疑い例)IgG関連疾患1例を認め、全身性疾患の関与が示唆された。
⑤治療 クラリス、イトラコナゾール、胸膜癒着術、プレドニン、トシリスマブなど
⑥YNSは希少疾患であるが、60%に全身性疾患の併存を認め、体系的なスクリーニングが重要である。診断遷延例も多く、爪所見への注意が早期診断のカギとなる。治療法は確立されていないが、併存疾患への対応も含めた個別化治療により症状が以前が期待できる可能性がある。