ADHD  ホッファー先生のケースレポート・・・2歳4か月過活動

 

 

 

ケース10

S.B.は1970年11月生まれ。初診は1973年3月。受診前6週間ほど不眠であった。生来、ひどい疝痛発作乳製品アレルギーがあった。過活動性があり、11か月より歩いたり走ったりし始めた。1歳半から話始めた。その後、ミルクを再開していた。

私は両親に、乳製品と砂糖をやめるようにアドバイスし、毎日ナイアシンアミド1グラム、毎日アスコルビン酸1グラム、チアミン150㎎、ピリドキシン200㎎を開始してもらった。3日後、彼女は砂糖を要求して癇癪をおこした。リタリン10㎎を開始し、少量のスイーツを与えた。リタリンでは、内服後2時間ほど不調になった。

1973年7月5日、ナイアシン1グラム毎食後、ピリドキシン1日250㎎を開始。1973年10月11日、彼女は正常であった。(風邪をよくひいていた)アスコルビン酸1グラムを朝夕とハリバ肝油を開始。過活動スコアは81から29へ(1973年3月23日から1973年10月11日にかけて)。 評価はnormal

コメント:。半年あまりで症状は顕著に改善している。ホッファー先生が試行錯誤しているのもわかる。

緊急避難的に薬物を使っている印象。

アレルギー、疝痛発作、ADHD、一見別々の病気だが、栄養学で一元的に説明できている。