ADHD ホッファー先生のケースレポート・・・8歳男児。母親にはどうしようもない。
ケース68
Ga.R.は1964年10月生まれで初診は1973年5月。子供のころから、癇癪がひどかった。5歳の時に精神健康クリニックへ受診し、1年間ほど治療を受けた。正常になり退院した。母親は心配のしすぎと言われた。その後、彼はしだいに悪化し、ついに母親には対処できなくなった。すぐに不満がって、言うことを聞かなかったが、学校ではうまくやっていた。頻回の胃痛があった。初診時、とてもせかせかしておちつかなかった。ナイアシンアミドを毎食1グラム、アスコルビン酸1グラム毎食後、チアミン150㎎毎食後、ピリドキシン200㎎毎食後を開始した。2か月後、改善を認めた。めったに痛みはなくなり、自立心が増えた。しかしまだ多くの時間母親にまとわりついていた。1973年7月6日、ナイアシンアミドをナイアシン1日4グラムへ変更した。8月までには調子が改善した。1973年8月30日、ナイアシンアミドへ戻したが、手違いで、1日0.75グラムしか内服しなかった。臨床的な悪化は認めなかった。過活動スコアは77から12(1973年5月25日から1973年12月12日)。
コメント:癇癪やいらいら、母親はさぞかし悩まれたことでしょう。