プロラクチン値と腫瘍サイズの関係
日本内科学会雑誌 2026年4月号より
プロラクチノーマでは腫瘍径と血清プロラクチン値が概ね正相関し、最大径1cm以下でプロラクチン値100-250ng/ml, 1cm以下でプララクチン値250ng/ml以上。4cm以上でプララクチン値1000ng/dl超が目安となる。stalk effectではプロラクチン値200を超えることは原則なく、腫瘍径とプロラクチン値の関係が上記から逸脱する場合は、stalk effectかプロラクチノーマにおけるhook effect(測定偽低値)を考慮する。
stalk effectとは腫瘍や炎症が下垂体茎に影響を及ぼし、視床下部から下垂体前葉へのドパミンの伝達が障害されることで、プロラクチンが上昇する現象である。hook effect とはプロラクチンが極めて高い場合、免疫測定系で抗体が飽和し、プロラクチン値が偽低値となる現象のことである。その際は10-100倍に希釈して再検するよう検査室に依頼する。