ADHD ホッファー先生のケースレポート・・・11歳男児。夏の間中盗みまくり

 

ケース84

P.T.は1961年4月生まれで初診は1972年4月。勉強はできず、とても落ちつきがなかった。これは幼児期からだった。一年の間に3回けいれん発作が起きた年があった。学校へ上がった時には正常だった。学校で学習障害が顕在化し、癇癪をおこし、行動障害が現れた。ナイアシンアミド毎食1グラムとピリドキシン250㎎を朝夕開始された。2か月後には改善が見られた。私はリタリン20㎎を追加した。これにより改善が加速された。学校が楽しくなった。1972年2月27日、母親が言った。彼は学校でとてもうまくやっているが、夏中盗みを働いていた。私は眠前にイミプラミン25㎎を追加した。1974年2月27日のジョン・ホッファーの治療評価はnot improved(1000)だった。1974年1月13日、母親より前年の10月にリタリンとイミプラミンを中止したとの報告があった。彼は着実に前進し、癇癪をおこすことはまれになり、生活するのが楽になった。治療効果判定はwell(1111)。過活動スコアは93から77へ(1972年4月12日から1973年7月24日にかけて)。

コメント:盗みはリタリンの影響もあるのだろうか?

治療効果判定はWellで申し分ない。