ADHD ホッファー先生のケースレポート・・・7歳男児。子供にビタミンを内服させるのは大変
ケース93
D.V.は1964年8月生まれで初診は1972年4月。第一学年では進歩が遅く、言葉を適切に発音できなかった。しかし第2学年へ進級した。特別に注意してもらって改善し始めた。これがなければ調子を崩していただろう。初診時、ページの中で文字が横へ動いていた。悪夢と怪物に苦しめられ、両親の部屋へ行った。自分の眼の中に同じ怪物を見た。被害妄想的で、子供たちが彼の秘密を話していて、みんな彼を嫌っていると信じていた。記憶力は乏しく、思考は途絶していた。私は毎食1グラムのナイアシンアミド、ピリドキシン250㎎朝夕を開始した。一か月後、読書しやすくなった。文字はページの中で止まっていた。悪夢はなく、もっと目的意識をもって行動するようになった。1972年6月22日、ほぼ改善し、学校での成績も顕著に改善した。1973年8月9日、母親によるとビタミンを内服しさえいれば良好であった。一度、ビタミンを隠して飲まなかったことがあり、その時には不調になった。ジョン・ホッファーは診察し、治療を中止すると、少し幻覚が出る事を見出した。学校での人間関係は難しく、学業は進まず、白昼夢を多く見ていた。治療判定は、1、0.5、0.5、0、improvedであった。1973年秋に食欲不振で栄養療法は中止された。数日して食欲は戻ったが、症状は悪化したままであった。そこで低用量のナイアシンとアミドを再開し、後にはナイアシン毎食1グラムになった。1974年1月13日、調子よく、学校では平均的な成績だったが、これまでのことがあり勉強は遅れていた。最終評価は1111だった。過活動スコアは51から29そして53(1972年4月14日から1972年6月22日、1973年8月9日にかけて)。
コメント:2年ほどの経過で、WELLと判定されている。子供にビタミンを内服させるのは大変である。