ADHD ホッファー先生のケースレポート・・・12歳男児。被害妄想。盗み。

 

ケース94

C.W.は1959年1月生まれで初診は1971年4月。母親によると1970年の秋までは大きな問題はなかったが、そのころからとても神経質になった。自分は元気であると主張した。1972年初めに家を出た。書置きには、誰も自分のことが好きではなく、みんな自分に対して唸り声をあげる、と書かれてあった。誰も彼を探してはいけないとあった。翌日家へ電話し、家へ帰った。数日後、彼といとこはいくらかの金を盗んだ。一週間後、彼が年長のギャングの手下にされていることが判明した。ギャングは彼にタバコを盗ませようとしていた。後にとても敵対的で誰に対しても怒りっぽくなった。ナイアシンアミド毎食1グラムを開始された。一月後、意識がはっきりし、明るくなり、学校でもうまくできるようになり、正常に近く見えるほどになった。1973年7月23日、ジョン・ホッファーに対し、6か月しかビタミン療法を継続しなかったと伝えた。母親は、改善した理由が、より息子に注意関心が向けられたことによるものと考え、食事やサプリメントによるものと考えなかった。ジョン・ホッファーは、彼がとても疲れていることに気づいた。一日18時間、ちゃんと眠れていなかった。ここ3か月のうちにジョジョに倦怠感がひどくなっていた。まだ被害妄想的だった。しかし母親は彼の状態が良いと考えていた。判定はimproved(0011)。マルチビタミンのタブレットを開始した。(ナイアシンアミド200㎎、リボフラビン25㎎、ピリドキシン250㎎、アスコルビン酸500㎎) 1974年1月13日、倦怠感は減り、全般的にずいぶんと良くなった。この時点での評価は0111、much improved。過活動スコアは53から29(1971年4月22日から1973年7月23日にかけて)。

コメント:医療は、家族と関係者の共同作業なので、認識が違いすぎるとうまくいかない。