ピリドキシン(ビタミンB6)について

 

上記引用・・・・B50コンプレックスにはピリドキシンが50㎎入っています。どのような時に増量を考えたらよいのでしょうか?

 

夢を覚えておくには

 

 

ビタミンB6
私が用いるピリドキシンの容量は、一日750㎎までである。この容量で重大な副作用がおきることはない。いらいらが出現しうるが、マグネシウムの内服で抑えられる。常にマグネシウムが必要となるわけではない。
 ピリドキシンは動脈硬化、心疾患、脳梗塞の予防に注目されるようになってきた。ピリドキシンはホモシステインを無害なシスタチオニンへと変換する。葉酸も同様の機能を持つ。

 

J.G. Hattersleyは、ピリドキシンの動脈硬化に対する作用について情報を与えてくれた。
彼はヨハネスブルグのドクター(Dr Moses )の仕事を知ってからピリドキシンに興味を持つようになった。Dr Moses M. Suzmanは内科医で、動脈硬化症はビタミン不足であるという理論を作った。主としてB6、加えて他のビタミン、ミネラル不足を疑った。彼は一日ピリドキシン200㎎、葉酸5㎎、ビタミンE100-600IUを使用した。典型的な心臓病患者62名を平均52か月追跡した。4名が再度心筋梗塞になり、2名は死亡した。

 

 Dr J.M. Ellisは手根管症候群に対して、長期にわたりピリドキシンを使用し、非常によい結果を得た。彼の治療を受けた患者には、ほとんど心筋梗塞になるものがいなかった。

 

 ピリドキシンによる副作用はまれで、あったとしてもたいしたものではない。
 1日2000㎎から6000mg内服した場合にはよくない報告がある。この論文は不備な点が多く評価できない。この論文の患者らは、末しょう神経障害を起こし、1年後には改善していた。この論文によるとピリドキシンには毒性があるということになっている。

 Dr.Marksはこのように述べた。”高容量のピリドキシンはリボフラビンの作用を阻害して肝障害をおこすと言われている。この説は科学的に実証されておらず、依存状態は一時的である。”