ADHD ホッファー先生のケースレポート・・・6歳女児。字が読めない。夜尿。幻視。母親は正常になったと評価した
ケース70
D.R.は1961年10月生まれで初診は1967年10月。生下時よりとりとめがなく、字が読めず、言葉が覚えられず、不満がちでいつも疲れていた。朝はぼーっとしていた。毎晩夜尿があった。母親は統合失調症から回復した病歴があり、父親もまたビタミンB3で回復していた。私はナイアシンアミド1グラム朝夕、アスコルビン酸1グラム朝夕を始めてもらった。1968年1月25日、かなり改善した。夜尿は時折になり、倦怠感は減少、読字をしはじめた。そこで私はビタミン療法を中止して、プラセボ(偽薬)に切り替えた。目が痛くなり、過活動になり、いつも泣くようになり、がまんが全然できなくなり、進歩は止まってしまった。特別学級へ入ることになった。1968年2月8日、ナイアシンアミド毎食1グラムで再開した。5日ほどして、ふたたび改善し、もっと良くなった。しかし、当初の改善状態までは戻らなかった。1969年2月26日、彼は改善を続けた。夏の間、ビタミンの内服を中止し、夏の終わりには速やかに不調となった。学校ではまだ問題があった。1969年10月22日、毎食後1グラムのナイアシンを開始。1971年1月4日までにさらなる改善があった。その年の残りいっぱい、deanerやretalinを試したが効果はなかった。1973年4月12日、ピリドキシン1日250㎎、ナイアシンをイノシトールナイアシン毎食1グラムへ変更した。1973年7月20日、まだ幻視があり、集中力に乏しかった。思考は途絶し、忘れやすかった。しかし、母親は息子をほぼ正常とみていた。評価はimproved。過活動スコアは47点。
コメント:プラセボで悪化することが明らかにされている。