A SIGNATURE CASE HISTORY(特筆すべき病歴)
ORHTOMOLECULAR TREATMENT OF CHORONIC DISEASEより・・・ナイアシンのすばらしい効果
1960年、アメリカから一人の医師が電話をかけてきた。彼は12歳の入院中の息子のことを泣きながら話した。病院の医師は父親に”治療法ななく、希望は皆無なのであきらめるように。カリフォルニア州の精神病院に閉じ込めて、息子のことは忘れるように”とアドバイスされた。これが当時の一般的な助言だったのだ。私は父親にナイアシンを購入し、病院へ持っていって担当精神科医と相談するよう話した。私は知識のあるはずの医師が、ビタミン内服を恐れるなど考えもしなかった。しかし私の考えは誤っていた。担当医は大変怒り、「ナイアシンをかつてテストしたことがあるが、そんなことをしたら、息子の頭がいかれるだろう」と言って父親を非難した。”テストをしたことがある”、”頭がだめになる”どちらもウソであった。私は50年以上にわたりナイアシンを内服しているが、これまでのところ、頭はいかれてはいないようである。父親は毎日息子を訪れ、ナイアシン入りのジャムサンドを食べさせ始めた。3ヵ月後、息子は家へ帰りたがった。彼はグレード12(高校3年)を全米トップ5%内で卒業した。後に医学を勉強し、医師の資格をとり、研究を行う精神科医となった。後に、ひと夏をライナスポーリング研究室で働いて過した。