ADHD ホッファー先生のケースレポート・・・6歳男児。悪夢、幻聴、不眠
ケース91
R.V.は1963年10月生まれで初診は1970年9月。4人兄弟で、私を受診した3人の中で最初であった。一年間ほどひどい悪夢で苦しんだ。幽霊や怪物を見た。時には日中にみることもあった。一人で部屋にいることが怖く、いらいら、不従順、時に非理性的で、筋肉のコントロールができなくなった。幻聴もあった。ナイアシンアミド毎食500㎎、アスコルビン酸毎食500㎎を開始した。一か月後、恐怖感は減り、以前より眠れるようになった。1971年1月20日、自分では良いと感じていたが、まだ多動だった。1971年7月13日、不変だった。ナイアシンアミドを中止し、毎食1グラムのナイアシンを開始した。1972年1月10日、改善したようだったが、とてもイライラし、喧嘩をしていたが、知覚異常は消失していた。1972年2月25日までにナイアシン毎食2グラムへ増量し、再び改善を始めた。1972年6月5日までにほとんど良くなっていた。1週間ほどキャンプでビタミンを内服しなかったが、再発しなかった。1972年8月28日、第4学年へ進級した。学校での問題はもうなくなった。まだ頑固さがあり、兄弟とよくケンカをした。1973年4月3日、母親はナイアシンを1日2グラムへ減量した。彼は正常だった。1973年8月13日、ナイアシンアミド1日2グラムを開始した。ジョンホッファーの診察を受けたとき、まだ週に4日ほど悪夢を見ていたが、起きてまた眠りについていた。いくらか幻視があり、しばしば抑うつ的になった。よい生徒で友人が多く、家でもうまくやれていた。薬剤のピルを飲むのが嫌いであった。評価は0111、much improvedであった。過活動スコアは101から49へ(1970年9月23日から1973年8月13日にかけて)。
コメント:兄弟で栄養失調。