ADHD ホッファー先生のケースレポート・・・10歳男児。パンツの中へ平気で排泄する
ケース87
Alb.V.は1962年12月生まれで初診は1973年5月。3歳までに彼の行動はおかしくなっていた。 物を壊して楽しんでいて、猫を乾燥機の中へ投げ入れかねなかった。5歳半で学校へ行き始めたが、読み書きを学ぶことは出来なかった。排泄をお構いなしにパンツの中でして、何も気にせず、YMCAではほかの子供達といっしょにショーツをぬいでシャワーすることを拒否した。骸骨の夢を見、起きているときも夢は消えなかった。しばしば人々が地下室を歩いている音を聞いた。思考の途絶があり、抑うつ的だった。私は毎食1グラムのナイアシンアミド、ピリドキシン200mg毎食後、チアミン150mg毎食後、アスコルビン酸1グラム毎食後を開始した。6週間後、調子は改善し、排尿排便のコントロールも少しできるようになってきた。1973年8月29日、排尿排便コントロールは正常になった。知覚異常は消失し、第5学年へ進級した。治療効果判定はimproved(1001)。1973年11月5日、改善を続け、欠席はほとんどなかった。母親がいわなくても自分で宿題をした。最終評価はmuch improved(1101)。過活動スコアは83点から37点へ(1973年5月22日から1973年11月5日にかけて)。
コメント:排泄関連の問題も、周囲のダメージが大きいですね。