ADHD ホッファー先生のケースレポート・・・双子のもう一人のほう

 

ケース15

T.C.は1965年生まれで初診は1973年4月。ケース14の一卵性双生児。T.C.も学習障害があり、文字が理解できず、数学も嫌いだった。昨夏に読書療法を行い、多少改善した。しばしば自分の独自の世界に入り込むことがあった。家では行儀が悪かった。よく朝に頭の中に叫び声が聞こえてきた。彼は双子の兄弟と同じ治療を開始した。1973年6月12日改善が認められた。文章が読みやすくなり、本を読むのが楽しくてやめられなくなった。ジョン・ホッファーは1973年8月22日に診察し、まだ少し幻視があることを発見した。担当教師は彼の改善に大変驚いた。評価はmuch improved. 過活動スコアは79から41へ(1973年4月12日から1973年10月23日にかけて)。

父親は23年間ほど抑うつ状態だった。幻聴、非現実感、思考の途絶、誇大妄想的な考え、記憶力と集中力の低下があった。父親も息子たちと同じ治療を行った。最後にあった時に、知覚異常は消失していたが、抑うつは続いていた。

コメント:やはり一卵性双生児で同じような症状が出現している。

父親も病的なので、一般には遺伝性と思われがちなのでしょう。