低ナトリウム血症(SIADH)について
時に低ナトリウムの方がおられて、困ることがあります。
薬物が原因のことも多いようです。
2018年2月27日 低ナトリウム血症について
僕のジェネラリスト修行 杉本俊郎著より
・ 低ナトリウム血症は、現在の臨床の場において最も遭遇する電解質異常である。高齢者は低ナトリウム血症をきたしやすいことが知られており、さらに低ナトリウム血症は、意欲の低下等の意識レベルの低下 のみならず、転倒や骨折のリスクになりうることも報告されている。
・米国も欧州のガイドラインやSIADHに関する欧米の論文は、この尿浸透圧100mOsm/kg以上をSIADHの診断としている。
・輸液による医原性の低ナトリウム血症を防ごう(低張液の輸液はできるだけしない)。
・SSRI(抗うつ薬)は低ナトリウム血症を起こすことがある。
・低ナトリウム血症でしゃっくりがでることがあるらしい。
・薬剤が原因となる・・・(利尿剤、抗うつ薬、トラマドール、NSAIDsなど)