ビタミンCとアレルギー疾患
Orthomolecular Medicine for Everyoneより
多くのアレルギー反応は、ヒスタミンの放出による。過剰のヒスタミンは、皮膚の痒み、腫脹、血管拡張(フラッシュ)を起こし、血圧を低下させる。抗ヒスタミン剤はこのような症状を抑える。
別の方法としては、ナイアシンの摂取によりヒスタミンの貯蔵を減らしてヒスタミン放出濃度を低下させる(ナイアシンによる効果)、あるいは放出されたヒスタミンを破壊することである。 ヒスタミンを破壊する作用を持つのがビタミンCである。
試験管内では、ヒスタミンとビタミンCは直ぐに結合し、互いを破壊する。これは、生体内でも確かめられている。ビタミンCはすべてのヒスタミンの有害反応に有効である。虫刺され、蛇咬症、植物の有害反応などと同様に、一般のアレルギー反応に有効である。
高用量を早く内服するのがよい。虫にかまれそうな時は、予防内服するとよい。