前山 美香

2017年11月8日

No.15

『ビタミンB3のポジティブとネガティブの副作用』

ー心房細動(不整脈の一種)ー 　＆　ーホモシステイン（Hcy）ー

エイブラム・ホッファー博士の論文の続きを紹介いたします。

今回は２項目です。
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ー心房細動(不整脈の一種)ー

冠状動脈薬剤の研究調査において報告された心房細動にわずかな増加がみられました。

ナイアシン群：4.7％、プラセボ群：2.9％という結果となりました。

パーソンズは、患者は研究に入る前に、既に心臓発作を1回以上、起こしていたため、ナイアシン群の高いレベルは驚くべきことではないと指摘しました。

これにも私は同意します。

私は1955年以来、数千人の患者にナイアシンを投与していますが、心房細動を経験した人はおりません。
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ーホモシステイン（Hcy）ー

ホモシステイン濃度（血液中）の上昇は、虚血性心疾患（IHD）および脳卒中のリスクの増加と関連しています。

しかし、この研究によれば、高い濃度は健康な人の虚血性心疾患（IHD）および脳卒中のわずかな独立予測因子としています。

Gargたちは、毎日3グラムのナイアシンを投与した52人の患者において、ナイアシンがホモシステイン濃度を約55％上昇させることを発見しました。

これらの2つの調査結果は、ナイアシンが一連のリスクを増加させる可能性があることを示唆しています。

しかし、冠状動脈薬剤の研究調査では、既に脳卒中を１回患った大人数の男性グループにおいて、ナイアシンが死亡率を11％減少させ、寿命を約2年延ばしたことから、それを信用して受けとめるこができません。

ナイアシンが虚血性心疾患（IHD）と脳卒中のリスクを高めるというわずかなリスクがあるとしても、大人数での冠状動脈薬剤の研究調査を考慮せずに確定してもよいのでしょうか？

各リスクがあることを仮定して、患者にピリドキシン（ビタミンB-6)、葉酸およびビタミンB12を含むB複合錠剤（ビタミンBコンプレックス）を服用させれば、容易に除去できるのです。

パーソンズは次のように述べています。

「私は常に患者に、これ以上、睡眠時間を減らさないようにと忠告しています。

私達は、ホモシステインを修正不可能な危険因子と考えず、それを還元することで冠状動脈障害、または他の動脈障害を減少させることを確証する長い道のりを行くのです。

ホモシステインから気を反らすために、彼らが確立したリスク要因である、喫煙、高血圧、異常なコレステロールの概要（総コレステロール値、LDLコレステロール値、HDLコレステロール値、中性脂肪値）、糖尿病、肥満、運動不足といった管理に誰をもを集中させることについて書かれた何かを私は読みたくはありません。」

興味深いことに、ナイアシンがホモシステインの濃度を上昇させても、ネガティブなリスク作用がありません。

また、これは、コレステロールを低下させ、HDLコレステロールを上昇させる効果を補います。

もう一つの要因は、ナイアシンが末梢動脈疾患（PAD）に伴う異常な凝固因子を修正することです。

末梢動脈疾患（PAD）を有する患者は、心血管病理および罹患率が高いです。
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補足です。

心房細動
https://ja.wikipedia.org/…/%E5%BF%83%E6%88%BF%E7%B4%B0%E5%8…

ホモシステイン
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藤川徳美先生の記事です。

ホモシステインと健康について

ホモシステインと健康についてThe Orthomolecular Treatment of Chronic…

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18、心臓血管疾患Abram Hoffer:Orthomolecular Medicine For…

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No.1~No.14
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