ービタミンB3の依存と欠乏ー前山美香さんFBより引用
No.5
.『ビタミンB3のポジティブとネガティブの副作用』
ービタミンB3の依存と欠乏ー
エイブラム・ホッファー博士の論文の続きを紹介いたします。
他、著書から一部を抜粋しましたので、合わせてお読みいただければと思います。
———————————————————————————————–ービタミンB3の依存と欠乏ー
大量のビタミンを必要とする状態は、苦しんでいる病気に起因するか、遺伝的ミスに起因しているか、または、長期に渡る重度の栄養失調およびストレスによって生じます。
ナイアシンは、1930年代半ばにビタミンB3であることが示されました。
それを幾らか手に入れることができるようになると、早速に初期のペラグラ患者へ試すことが可能になりました。
ペラグラの初期の症例では、一般的な少量でのビタミン投与で改善したと報告がありましたが、疾患が長期の場合は該当しないでしょう。
若干名、毎日600ミリグラムを必要としました。
その際には莫大な量を必要としました。
また、黒舌病(ペラグラ)に罹っている犬は、病気の原因となっている食事のままで少量のビタミン投与量で回復しましたが、不十分な食事が長期であれば、その後は非常に多くの用量が必要になることを発見しました。
ビタミンB3の長期間にわたる不足が、より多くの必要性を作り出していることは明白なのです。
これはビタミン依存症と呼ばれています。
例え何が起ころうとも、そのような患者はもはや少量のビタミン投与量で改善することはありませんでした。
ビタミン欠乏症は、食習慣に欠陥があるために病が存在するという疾患です。
正しい食事法で改善することでしょう。
しかし、食事で多くを補うことができない場合は、依存することになります。
ビタミンに対する反応は、患者の相対的な状態に依存します。
ペラグラを患っている人は重度に不足しています。
彼らはかなり早く、非常に少量で反応します。
私は、依然として欠乏の域にいるすべての患者においても、迅速に反応するであろうと考えています。
また一方、一旦依存の域に移ると、反応はより遅くより劇的ではなくなることを定義しました。
ヨーロッパや極東で強制収容所に収容された人々は、ひどく恐ろしい肉体的、心理的、栄養的ストレスを受けていました。
長期的な栄養失調、病気、心理的ストレスにさらされている今日のすべての人々について考えると、私は身震いしてしまうのです。
現代に豊富にある小麦や米を標準以上に摂ることにより、病人が大幅に増加し、誰であろうともビタミンB3に依存する人々は、この重要なビタミンを充分に摂取することで、医師や政府を助けることになるでしょう 。
1つのパラダイムが、古いパラダイムを置き換える過程で起こる科学的議論では、双方それぞれの手段を駆使します。
片方が大量投与の概念を好まない場合、これらの投与量が有害であると主張することがあります。
無害であるという膨大な証拠があるにもかかわらずです。
病気ではないのにビタミンを使用するという概念を好まない方は、効果があることを否定し、有効であっても毒性があると訴えます。
新しいパラダイムへの現実的な攻撃は、それらが有効ではなく、大量に必要とされず、危険であると主張しているのです。
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ビタミンB-3の効果 -統合失調症と栄養療法ー
エイブラム・ホッファー/著 大沢 博/訳序論 分子整合精神医学 より。
分子整合医学の医療は次のことを認めている。
ほとんどの急性および慢性の疾患は、代謝の異常に由来するが、それはほとんどの患者の場合、ビタミンとミネラルのサプリメントの大量使用などのよい栄養で、治せるものである。
鋭く対照的なのが薬で、それは体の中に自然に存在しない合成物であり、それらを破壊し除去するメカニズムを体は用意してこなかった。
それらは異質物と呼ばれる。すなわち外来分子である。
通常医学とちがって分子整合医学は、私たちのそれぞれに栄養素の最適な食事を勧めるさいに、個性の原理を認めている。
2人の患者への治療法が同じことはない。
分子整合医学は、これらの原理両方、すなわち個性と、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、必須脂肪酸の最適量(必要な大量)の使用の応用を必要とする。
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藤川徳美先生の記事です。ー汎不足病(Pandeficiency Disease)ー
https://www.facebook.com/tokumi.fujikawa/posts/1282476958535292No.1~No.4
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=1263557320456169&id=100004057401845&pnref=story