『お前は馬鹿だし、私も貧乏でなにもしてやれない。   ただ、お前を信じてやることだけはできる』

『お前は馬鹿だし、私も貧乏でなにもしてやれない。
  ただ、お前を信じてやることだけはできる』
 っていつも言ってくれていた。
 母さんはもう死んでしまったが、母親が子供を信じて
 くれるという、母親でなくてもで誰かが信じてくれている、
 それだけで、子供は自分を信じて努力して行けるんだ。
 だから、君たちが 負けそうになったら、友達や家族を
 思い出してほしい。
 そして友達や家族が負けそうに なっていたら、
 彼のことを信じて励ましていてほしい。
 それだけで、何でも できるようになるんだ。
 そういうことを彼らに伝えてあげたかった」