糖尿病性腎症について
6月で88歳になるリチャード・K・バーンスタイン医師(15歳で1型糖尿病を発症)の糖尿病の解決より
糖尿病性腎症は血糖値を正常に保てば現れない。ダイエットのタンパク質は糖尿病性腎症の原因ではないが、おそらく(まだ確かではないが)大きな不可逆性の腎障害がいったん起こると、それを少し助長する可能性がある。ダイエットのタンパク質は健康な腎臓のGFRに有意な影響を与えないし、血糖上昇によるGFR増加に比べれば間違いなくそうである。
1996年5月の雑誌Journal of the American Medical Associationには非糖尿病の場合、タンパク質の摂取を増やすと実際に血圧が下がることを示す56編の研究の要約が発表された。
要約
高血糖は、過剰ろ過をひきおこす(糸球体内圧の上昇)。糖化タンパクやそれに対する抗体、4型コラーゲンの増殖などが複合してメサンギウムを増殖させる。結果的に腎機能を低下させる。
タンパク質には正常腎臓を障害する機能はない。
糖尿病性腎症の発症メカニズムについては心・腎保護を考慮した2型糖尿病治療 – 伊藤内科医院 (itonaika.in)