ADHD ホッファー先生のケースレポート・・・水頭症・・・改善を認めず

 

ケース45

E.J.は1961年4月生まれ、初診は1969年10月。2歳までに4つの言葉を習得したが、それ以降は私が診察した時点まで全く増えていなかった。頭が大きく、水頭症の問題があると思われた。1969年にシャント術を受け、スピーチ療法を受けた。初診時には、私の質問に対して”アイ、アイ”としか答えれなかった。母親によると彼は50語ほど知っていた。指さしにより、自分の必要なことを伝えていた。テレビを見るのが好きだった。鑑別疾患として、脳の器質的ダメージ、小児自閉症、小児精神分裂病が挙げられた。毎食500㎎のナイアシンアミド、アスコルビン酸500㎎を毎食後を開始し、1か月後に倍に増やした。さらにチアミン100㎎とピリドキシン100㎎をそれぞれ毎食後に開始した。母親とスピーチ療法家によると、多少の改善があった。1971年3月5日、改善が認められないので、毎食後にジメチルグリシン100㎎を追加した。一月すると、母親はまた多少の改善を見出した。その後、小児発達障害センターで器質性脳異常(停止性水頭症)と診断された。ジョンホッファーは1973年8月17日に診察し、unimprovedと判断した。行動スコアは65点のまま改善しなかった(1970年5月から1973年8月にかけて)

コメント:栄養療法は多少の効果しかなかったようである。