消化器疾患
すぐれた歯科の先生は、口腔の診察で様々な評価(栄養状態、消化器疾患、精神発達などなど)ができるそうです。
糖質制限で歯肉炎が改善することは、経験上間違いありません。
ORTHOMOLECULAR MEDICNE FOR EVERYONEより
消化管は一本の管である。その機能は、食物を受け入れ、栄養を吸収し、残りを体外へ排出することである。消化管は、口から始まる。食物を細かく砕き、胃、小腸、大腸、直腸、肛門へ。消化管はいわばひとつの臓器であると考えなければならない。”胃の調子が良くないが、残りの部分は健康”などと考えるのはおかしい。 もし消化管のどこかに不調があれば、確認できるまで全体の問題として捉えなければならない。口腔の健康(歯肉、歯、舌)は消化管の健康を評価するのに大変役立つ。歯科医はその他の医師より消化管の健康についてよく知っているだろう。
消化器は消化管の壁の中と外に分泌腺をもつ。肝臓は胆汁液を小腸へ分泌する。膵臓は膵液を象徴へ分泌する。小腸壁細胞、唾液腺から消化酵素、胃の壁細胞から塩酸とペプシンが分泌される。
消化管の主たる機能は食物の消化吸収なので、消化器疾患が食事の影響を受けるのは当然である。 潰瘍、腸炎、虫垂炎、糖尿病、肥満、癌などは、我々の低線維で砂糖の多い食事の結果にすぎない。これらはすべて、Sugar metabolic syndromである。
典型的なアメリカ人の食事は以下のような病気を引き起こす。
・口腔・・・歯周病と虫歯
・胃・・・胃潰瘍と食道ヘルニア
・腸・・・便秘、腸炎、虫垂炎、癌、下痢、ビタミン欠乏
・直腸・・・癌と痔
・分泌腺・・・糖尿病(膵臓の病理による)と胆石
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