ADHD ホッファー先生のケースレポート・・・11歳男児。自分が誘拐されても両親が身代金を払わない

 

ケース48

S.K.は1961年4月生まれで初診は1972年4月。緊張と神経症症状により震えが生じ、2時間以上座り続けることができなかった。母親は彼の過活動を気にしていた。人の中にいるとき、人との付き合い方に5歳時より問題があった。時折、お化けの悪夢を見、目が覚めてもなかなか夢を見ていたことに気づかなかった。ひどい騒音も聞こえていた。大きな声が長時間頭の中で反響していた。自分の考えが声に聞こえてきた。被害妄想的であり、繰り返し、自分が誘拐されても両親が身代金を払わない考えに恐怖していた。入浴するといつも家が焼け落ちるように感じた。緊張が強く、神経質で、自殺したいほど抑うつ的であった。ナイアシンアミドを毎食後1グラム、ピリドキシン250㎎を朝夕、砂糖抜きの食事を開始してもらった。一月後、改善が見られた。神経質さが減り、騒音も聞こえなくなり、被害妄想も減った。友達が増え、誘拐されることを心配することもなくなった。1973年4月23日、様々な症状はなくなったが、特殊クラスでの行動には問題があった。家庭での行動は良好であった。ジョン・ホッファーはunimprovedと評価した。学校での困難さが理由である。私はナイアシンアミドを1日4グラムへ増量し、数日後には顕著な改善を認めた。

HODテストの結果提示。

過活動スコアは97から49へ(1972年4月13日から1972年8月23日にかけて)。

 

コメント:ナイアシンアミドを4グラムにして、その後の評価がもう少し欲しい。

プラスの1グラムがそれほど大切なのか?