PPIによる顕微鏡的大腸炎

上記より

ストレスや食事との関連がなく急に便意を催し、夜間にも水様性下痢がみられる点が過敏性腸症候群とは合致しませんでした。下痢は心筋梗塞後に出現しており、新たにアスピリンとランソプラゾールの合剤が開始されていました。大腸内視鏡検査で特異的な所見がなく、ランソプラゾールによる顕微鏡的大腸炎を疑い、薬剤を中止したところ下痢は消失しました。