感冒を診たときは肝炎を常に念頭に置く
メディチーナ2009年9月号より
ウイルス肝炎の初期症状は、発熱、全身倦怠感、食欲不振などの非特異的な全身症状であることが多く、一般の感冒症状と区別がつきにくい。また、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛などの消化器症状が加わることもあるが、それでも急性胃腸炎症状の域を出ない。初診時、「ただの感冒です。」と断言しないことである。わずかの眼球結膜黄染がないか、触診で肝腫大はないかなど注意深い診察を心がけたい。
メディチーナ2009年9月号より
ウイルス肝炎の初期症状は、発熱、全身倦怠感、食欲不振などの非特異的な全身症状であることが多く、一般の感冒症状と区別がつきにくい。また、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛などの消化器症状が加わることもあるが、それでも急性胃腸炎症状の域を出ない。初診時、「ただの感冒です。」と断言しないことである。わずかの眼球結膜黄染がないか、触診で肝腫大はないかなど注意深い診察を心がけたい。