ADHD・・・ホッファー先生のケースレポート・・・(従来の治療が無効であった)ケース5 止まらない痙攣発作 ワクチン接種前にはビタミンCを

 

 

 

上記より

ケース5

T.A.は1985年10月生まれで初診は1987年11月。2歳半の時に百日咳のワクチン接種をうけた。すぐにけいれん発作が出現し、身体が弓なりになって10日間叫び続けた。大発作の後で4日間ほど病院へ入院したが、痙攣が続いた。薬物療法が始められた。dilantin 50mg, tegretal 300mg, clobazam 20mg, chloral 300mg-500mg(眠前)、halcion あるいはnembutalを必要に応じて。ativan SLを必要に応じて。初診時、毎日2回の痙攣発作が継続しており、彼女は(薬の作用で)眠っていた。もはや彼女は精神障害者になっていた。歩行器を用いてもまともに歩けず、ヘルメットをかぶっていた。動きの制約があったが、多動だった。7か月半で歩き始めた。トイレトレーニングはできていなかった。砂糖抜き食、乳製品抜き食、ブロンソン社製のビタミン・ミネラル混合のタブレットを1日3回、アスコルビン酸500㎎を1日2回、タラの肝臓脂を一日1ティースプーン、ピリドキシンを1日100㎎、葉酸1㎎を開始した。

6週間後、かなり改善があった。歩行器がなくても歩くことができ、ヘルメットも不要になった。赤ちゃん言葉でしゃべりはじめ、多動が減り、痙攣の回数も減少した。1988年1月5日までに4週間ほど痙攣発作がなかった。両親はテグレトールを中止した。睡眠薬なしで眠れていた。1988年1月5日、両親によると彼女はとても好調だった。1989年4月、デパケンが開始され、6月までに痙攣がはじまった。デパケン血中濃度は正常の2倍だった。デパケンは突然中止され、痙攣は悪化したため、再開して後に漸減された。子供病院の医師は、両親が娘を虐待し、痙攣発作についてうそをついていると告発した。この神経科医を解雇したが、ソーシャルワーカーがやってきて彼女を確保し入院させた。そこではビタミン療法は許されなかった。最後に話を聞いたときには、両親は彼女を自由にするために弁護士を雇ったと聞いた。両親は数か月にわたって得てきた改善が失われることを大変に心配していた。小児がワクチン接種後にてんかん発作をおこすことは珍しくない。ワクチン接種前に十分量のビタミンCを摂取していればこのようなことは減少するだろう。経過をフォローアップできておらず、彼女の治療が成功したとは考えていない。治療は栄養療法を敵視する医師により妨げられた。しかしながら、大量の薬物療法により止められなかった痙攣が、単純なビタミンプログラムで止められたのである。

コメント:小児に対するワクチン接種で痙攣をおこすことがどのくらいあるのだろうか?