コレステロール 善玉 悪玉

江部康二先生の講演会スライドより

・小粒子LDLは、真の悪玉である酸化LDLに変化しやすく危険な存在。
・小粒子LDLコレステロールは血管内皮に侵入しやすくそこで活性酸素により酸化され酸化LDLになる。
・酸化していない普通のLDLは、異物ではないので血管内皮に障害を起こさない。
・中性脂肪が多くて、HDLコレステロールが少ない人は、小粒子LDLがたくさんある可能性が高い。
HDLコレステロールが多くて(60㎎/㎗以上)
中性脂肪が少ない(80㎎/㎗以下⇒理想的には60㎎/㎗以下)人は、小粒子LDLコレステロールと酸化LDLコレステロールは少ないので安全。Circulation, 1990. Aug:82(2);495-506.
⇒糖質制限食実践者は、正常サイズの善玉LDLコレステロールをもつ。
・LDLコレステロールを下げた方が良いという医師と普通の大きさのLDLコレステロールは下げたなくて良いという医師があり、世界中で論争中である。私は標準の大きさのLDLは善玉であり、下げなくてよいという立場。