上記より引用

ビタミンB3は体内でアミノ酸トリプトファンからつくられる。平均して１ｍｇのビタミンＢ３は６０㎎のトリプトファンからつくられるので、変換効率は１．５％である。それは体内でつくられるので、体内でつくれないとしているビタミンの厳密な定義には合わない。それはアミノ酸として分類されるべきだったが、この呼び方との長い結びつきが、それにビタミンという永続的な地位を与えてきた。私は、はるかに遠い未来のある日、体内のトリプトファンのどれもビタミンＢ３に変換されなくなり、まさしくビタミンになるのではないかと思っている。

妊娠終わりの３か月の女性は、妊娠していない女性に比べて、トリプトファンをナイアシン代謝物に３倍も効率的に変換する。だいぶ前のことだが、妊娠している女性は、ある程度分裂病になりにくいということが観察された。

コメント：人間がビタミンＢ３を作らない方向に変化している理由はなぜだろうか？

食物にある程度含まれていて、不足しにかったためだろう。　近現代の食生活となって、事情がかわってきたと考えられる。

妊娠後期はナイアシンの需要が増大する、と考えられる。増大したナイアシンは、母親のため？胎児のため？