ADHD ホッファー先生のケースレポート・・・夢で宇宙人が侵略してきた
ケース6
Rob Aは1961年生まれ、1972年10月初診。 その1年前には病院の救急病棟へ入院していた。(なんどか事故で入院していた。)その後、引っ込みがちとなり、怖がりになり、ひどい悪夢に苦しみ始めた。考えることができなくなり、学校へ行くことを拒むようになった。誇大妄想的になった。彼は不愉快で神経質で眠れない、と私に言った。すでにカイロプラクターに勧められ、中等量のビタミンと食事療法を開始されていた。それによって改善しはじめていた。サスカトゥーンへ移ってから、1週間ほど栄養療法をやめたところ、すぐに再発した。人に覗かれるので、カーテンを閉めていた。夢で宇宙人が侵略してきた。夢から覚めても夢が頭に残り続けた。影の中に男や何か生き物が見えた。夜トイレへ行くのが怖かった。自分の考えが声になって聞こえてきて、それに対する返答が聞こえてきた。学校では男子たちが彼にたいして策略を立てていると感じていた。思考は途絶し、集中ができず、数字をみると混乱した。抑うつ、神経症、疲労し、自殺願望があった。
ナイアシンアミド毎食1グラム、アスコルビン酸毎食1グラム、ピリドキシン1日250㎎、砂糖抜きの食事を開始してもらった。1972年12月、改善を認めた。不愉快な感情はほとんどなくなり、学校へ行くのが楽になった。すべの症状が軽くなった。アミノトリプチン25mg、perphenazine 2mgを寝る前に開始。1973年3月さらに改善。6月にははしかに罹患した。8月にはジョン・ホッファーが診察し、まだ少し幻覚があり、神経質であると判断した。過活動スコアは65点から45点へ(1972年10月から1973年8月にかけて)。改善の評価は、much improved。HODスコアは高度上昇からほぼ正常に(132点から32点へ)。知覚スコアは10から2点へ。パラノイドスコアは10から2点へ。抑うつスコアは11から5点へ。
コメント:ひどい悪夢は情報として大切でないか。