その一粒が未来を変える ~薬・サプリメントと上手につきあう~

さる12月21日 広島県民フォーラム 広島県医師会館ホール(304席)にて

主催は「県民が安心して暮らせるための四師会協議会」 (四師は医師会、歯科医医師会、薬剤師会、看護師会) 小武家俊哉先生の講演

・摂取が不足しがちなもの・・・1.カルシウム 2.ビタミンD 3.鉄 4.食物繊維 5.カリウム 6.マグネシウム

・カルシウムはサプリメントではなく食事で・・・骨折を減らすことにつながりにくい、腎結石のリスク、心筋梗塞のリスク?

・血清フェリチン値を測定しましょう!・・・めちゃくちゃ多い潜在性鉄欠乏症

・薬剤に伴う鉄吸収低下(高齢者)・・・胃酸を抑える薬!

・日本人のマグネシウム摂取は足りない!・・・1日100㎎以上も推奨量に及ばない。

・マグネシウムはストレスで排出されやすい

・マグネシウム摂取と大腸がん低下(男性)の関連の報告がある。

・マグネシウム摂取と循環器疾患低下との報告がある。

・マグネシウムはインスリン抵抗性を改善させる

・マグネシウム摂取量と死亡リスク低下との関連がある。

・マグネシウムの摂取量の目安は一日400㎎。 130㎎をサプリメントで。

・マグネシウムはのりにも入っている

・タンパク質は足りていますか?

・なぜポリファーマシーを避けるべきなのか?

・海外製のサプリメントはどう?

・なぜ身長は縮むのでしょうか?・・・椎間板=プロテオグリカン+水・・・加齢とともに減少。

骨粗しょう症・・・圧迫骨折

・骨・筋肉・椎間板・関節を守る栄養①タンパク質+コラーゲン②ビタミンD ③カルシウム④ビタミンK⑤マグネシウム⑥オメガ3脂肪酸、抗酸化栄養素

・コラーゲンの重要性

椎間板=コラーゲン+プロテオグリカン+水分

軟骨=コラーゲン+プロテオグリカン+水分

半月板=コラーゲン+プロテオグリカン+水分

骨=コラーゲン+カルシウム/リンなどのミネラル

・コラーゲンペプチドを摂ると骨・関節などの細胞にシグナルを出して活性化

・コラーゲンペプチド補充で脊椎・大腿骨頭部 骨密度が改善し、筋・骨代謝指標も向上

Frontiers | Efficacy of collagen peptide supplementation on bone and muscle health: a meta-analysis

・ポイント 1日5-10gのコラーゲンペプチドをタンパク質に上乗せ

・ゼラチン(ゼライスお勧め)の御利益・・皮膚のうるおい、腸の壁を丈夫にする、腸内の善玉菌をサポート、髪の毛により、血管をしなやかに保つ

・食物繊維について・・・水様性の食物繊維が不足している。ねばねばなもの、こんにゃくなど。これは腸内細菌叢に役立つ。

・睡眠障害について。睡眠薬は種類を考えて。まずは生活や栄養から。カフェインは朝から控える。