ビタミンB3欠乏症をきたす疾患や危険因子

上記より

アルコール多飲、慢性下痢症(慢性腸炎、重症な潰瘍性大腸炎を含む)。吸収不良症候群、消化管手術後、カルチノイド症候群、薬剤性などが挙げられる。薬剤は5-FU、メルカプトプリム、フェニトイン、フェノバルビタール、アザチオプリン、クロラムフェニコール、抗結核薬などが挙げられる。

INH(抗結核薬)はB3、B6欠乏を来す。

ビタミンB3欠乏の症状のひとつに下痢があり、慢性下痢症の鑑別として重要である。多くはアルコール多飲者に見られることが知られているが、ビタミンB3は上部小腸で吸収されるため、胃全摘後や短腸症候群、吸収不良症候群の患者にも見られる。

コメント:胃の手術後に栄養失調症の方が多いと思う。

慢性下痢症の鑑別!