アルツハイマー病の治療
2017年6月再掲 Orthomolecular Medicine for Everyoneより
素朴に考えると、コリンは、アセチルコリンエステラーゼ阻害薬より先に使うべきのような気がします。
ビタミンB12の欠乏はそんなにあるのでしょうか?
(ホッファーの本にはよく出てきます。)
ビタミンB50コンプレックスを使っとけばよいですね。
以下引用
①ビタミンB12
ビタミンB12欠乏はアルツハイマー病と間違われる、あるいは原因かもしれない。
老年期の人はビタミンB12欠乏を来たしやすい。
食事性の欠乏、あるいは吸収障害(内因子不足などが原因)、消化管切除術、薬剤性の吸収障害など。
ストレスもビタミンB12レベルを低下させる。
少しのビタミンB12欠乏も、長期間ではアルツハイマー病のリスクを増やす。
②コリン
アルツハイマー病ではアセチルコリンの合成が低下して不足している。
内服のコリンは利用できる。
毒性はない。
③アンチオキシダント
ビタミンEやベーターカロチノイドは進行抑制に有効かもしれない。
アルツハイマー病患者では血液検査で、これらの値が低い。
ビタミンEでは1日800-2000単位である。
ベータカロチノイドをしっかり摂るには、黄色と緑の野菜をとること。
④ビタミンCとチロシン
体内のノルエピネフリンを増加させることも有効かもしれない。
ノルエピネフリンはアミノ酸であるチロシンより合成される。(チロシンはフェニルアラニンより合成される)
フェニルアラニンは蛋白質として摂取される。フェニルアラニンからノルエピネフリンへ変換される時には、ビタミンCが必要である。
したがって、アルツハイマーの治療にビタミンCは大変重要かもしれない。
ビタミンCの1日量は3000-6000mgで十分である。
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