書評 糖尿病は”砂糖”で治す その5 オメガ3は身体によくないのか

一般に、多価不飽和脂肪酸(プーファ)のうち、オメガ6を控え、オメガ3を増やすのがよいとされている。筆者の考えは以下である。

プーファ(多過不飽和脂肪酸)は酸化しやすく、
酸化によってアルデヒド(過酸化脂質)を形成するから、ということらしい。

「プーファフリーであなたは甦る」という著作が「糖尿病は砂糖で治す」の前に出版されており、そちらに詳しいようだ。

オメガ6がよろしくない、という点では意見が一致している。では、オメガ3はどうなのだろうか?

前作は読んでないので、根拠は不明だが、多価不飽和脂肪酸をカットした食事(特にオメガ3を)の大規模臨床試験は存在しないのではないか?

筆者の前の書籍では、プーファフリーを推奨してなかったようなので、長い臨床経験からの結論ではないようだ。

日本人は魚をよく食べる点が、栄養学的に良いと考えているが、筆者の説とは一致しない。

プーファについての書籍も読んでみたい。

私は日本脂質栄養学会の意見をこれまで参考にしてきた。以下参考

オメガ博士による最新論文紹介

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