幼児期から夢を見た事がない

上記より引用 カール・C・ファイファーの章より・・・興味深い記述。夢をみない人がいるのですね。

 

BBCでピロルリア患者の治療をしている最中、ファイファー博士とその研究仲間はビタミンB6に関連する発見に遭遇することとなった。

ファイファー博士は自著”Mental And Elemental Nutrients”にこう記している。「ピロールを尿に排出する患者は、寝ているとき夢をみないと報告している。あるいは、幼児期以来、夢をみた覚えが無いといっている。」そこで博士が、彼らにビタミンB6と亜鉛を投与したところ、その直後に、彼らは大人になって初めて夢をみたというのだ。

ところが、「ビタミンB6の量が多すぎるときや、夕食時に摂ったときは、夢が鮮明すぎて目が覚めてしまい、一晩中眠れないというのだ。絶え間ない夢で眠れないというような兆候があったら摂取量を減らすべきだ」と書かれている。同種の症例が十分集まった後、ファイファー博士とそのスタッフは、夢の報告を、脳内のビタミンB6欠乏か否かを判断する際の信頼性の高い指標として利用するようになった