PMS(月経前症候群)とマグネシウム

マグネシウム健康読本より引用

女性にとって、月経前症候群はつらいものです。体がだるい、顔がむくむ、下腹部が痛い、イライラする、めまいがするといった症状に悩んでいる女性も多いはずです。

イライラは、体内からマグネシウムを失わせます。するとそこからストレスが増し、さらにいらいらが高じる悪循環に陥ります。

海外の報告ですが、マグネシウムの摂取で、月経前のイライラや深いな諸症状がやわらいだという報告があります。この報告では、マグネシウムを摂取する前、月経前症候群の自覚症状の平均スコアは70ありました。マグネシウムを摂取して2ヶ月後の平均スコアは50強、4ヶ月後の平均スコアは実に30台後半にまで改善されています。

イライラが和らいだ原因として、”抗ストレスミネラル”としてのマグネシウムの働きが考えられます。マグネシウムが交感神経末端でN型のカルシウムチャネルをブロックするように働いてノルアドレナリンの分泌を抑え、ストレスを軽減し、イライラを和らげたと考えられるのです。

下腹部の痛みを軽くする効果については、片頭痛を押さえるメカニズムと同じことが推測されます。片頭痛では大きく3つの理由がありますが、神経の過緊張を抑え、痛みの信号をブロックする効果が大きいのではないかと考えられています。