長時間にわたり無症状で経過しαーグルコシダーゼ阻害薬の中止により改善した腸管嚢胞性気腫症の1例

83歳、男性。65歳で2型糖尿病を指摘され、78歳時にボグリボース0.9㎎内服を開始。全身倦怠感と食欲低下で受診し、腸管嚢胞性気腫症と診断。3年前のCT検査、2年前の下部小かっかん内視鏡検査でもPCIの所見を認めていた。ボグリボース中止と保存的加療で気腫は消失。アルファーグルコシダーゼ阻害薬によるPCIの報告はあまり多くないが、実際は無症状で経過し見逃されている例が多数存在すると考えられる。

こんな副作用は初めて聞いた。