いつのまにかできた3000億円という巨大市場。影響が大きく学者は本音を言えず、学問から目を背ける

2004年の書籍で古いのですが、現在も状況は変わっていないので、読んでみました。

(ちなみに私は糖質制限を導入した2011年以降、ほとんどスタチンを処方することがなくなりました。)

煎じ詰めれば、タイトルのとおり。加えて、疑う力が足りず、薬が大好きな国民、製薬会社に簡単に洗脳される医師、金もうけ至上主義の製薬会社。マスコミの製薬企業への協力もあるのだろう。(新型コロナワクチンと同様)

①基本的にコレステロールが高い人の方が長生き

②日本人男性の心筋梗塞発症率は米国の6分の1。女性の心筋梗塞発症率は男性の3分の1。

危険度の低い日本人女性が大量のスタチンを内服させられている。欧米でもここまで女性にスタチンを使用していない

④高コレステロールより、喫煙の方がはるかに危険

⑤コレステロールが低い人は早死にする。癌、心不全が増える。(J-LIT) この現象を、因果の逆転と説明されることが多い。

⑥コレステロール低値とうつの関連。

⑦スタチンは、コエンザイムQ10,ドリコール(細胞膜の材料)の産生を阻害する。

⑧米国内科医師会は35歳未満の男性、45歳未満の女性にはコレステロール検査を勧めていない。

65歳から75歳未満では科学的根拠がない、としている

75歳以上も検査を勧めない

⑪その他の年齢は検査が望ましいが、必須ではない、としている。

 

公開質問状・・・2023年では、古い部分もあるが、参考までに引用。 返事はなかった模様。

①コレステロール値240-259が最も死亡率が低いという指摘があります。その人たちを治療して240以下に下げるのは釈然としません。なぜ「ガイドライン」では240未満を管理目標値としているのですか。

②240未満に下げると心筋梗塞以外の病気で死ぬ頻度が高くなるのではないでしょうか

③ガイドラインの「薬物療法を考慮する」について、開業医などは、「目標に達しない場合は投薬する」と解釈している人が多いようですが、「考慮する」とはどのような意味ですか。

日本人の心筋梗塞発症は米国の4分の1といわれているのに、米国並み、またはそれ以上の治療を行うと解釈できるような「ガイドライン」を作成されたのは、なぜですか。

⑤「ガイドライン」に沿って、1次予防のためにコレステロール低下薬を投与すると、莫大な費用がかかることになりますが、その点をいかがお考えでしょうか。

⑥女性の場合、服薬により一次予防できることを証明した研究結果はないと聞いています。にもかかわらず、「ガイドライン」では「55歳以上の女性は薬物療法をしてでも総コレステロール値220未満にコントロールする」と読み取れます。さらに、欧米ではスタチン類を服薬している女性は男性よりはるかに少ないのに、日本では女性が男性の2倍との推測さえあります

なぜ、高齢女性の管理目標値を男性並みにしているのですか。また、女性に関して一次予防できるという科学的根拠はありますか。

⑦75歳以上は「主治医の判断」とありますが、原則として薬物治療するのか、それともしないのか、いずれになるのでしょうか。

⑧食事指導に関して、脂質栄養学の専門家は、植物油の接取で、かえって死亡率が上がると主張しています。また、全接取エネルギーを制限すれば、コレステロールの摂取制限は不要としていますが、お考えをお聞かせください。

 

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