スタチンが糖尿病を発症させるメカニズム

上記より引用要約

①インスリン受容体の流動性を阻害する。

②(プレニル中間体から作られる)ドリコールによる糖の運搬能低下。結果的に、インスリン受容体が活性化されない。

③ミトコンドリア機能の低下(コエンザイムQ10, ヘムA合成低下)。ATP産生低下。ケトン体合成低下。

④セレン含有タンパク合成低下。過酸化ストレスの上昇。

⑤グルコース輸送体の細胞表面への移行を低下させる。

⑥すい臓でインスリンが分泌される時、Rabタンパクのプレニル化が必用。スタチンはこの過程を障害する。

日本の医学会の問題点
 「米国発の情報はよく取り入れるが、国内発の情報で欧米の情報と会わない物は無視する」という国民性です。エビデンスを提示されてもそれを評価しようとしません。2015年に発表された「コレステロール治療のパラダイムシフトに向かって」、という日本初の情報や「スタチンは動脈硬化や心不全を促進する」という情報は、わが国ではほとんど問題にされず、欧米の方で話題にされています。

 これは、いつものことだ。日本人は身近な日本人の仕事は馬鹿にして評価しないのだ。