レビー小体病の幻視

日本臨床内科学会雑誌 2023年3月号より

幻視:家の中に見知らぬ人がいる、小さな子供がいる(幻視)、カーテンの模様が虫に見える(錯視)など具体的な内容で繰り返し現れる。その対象を触ろうとし、視線をずらすと消えてしまうことが多い。また、人物や動物が小さく見える、歩道が浮かび上がって見える(変形視)こともあり、家族から幻視があることを説明されることも多い。病気の進行とともに幻視そのものが自覚できなくなり妄想を訴えることも多くなる。