カフェイン中毒が疑われた男性

アラフォー男性。

四肢の振戦(下肢がひどく震える感じがする)、焦燥感「もうだめだ。死にそう」などと訴え、父親に連れられて受診。

手指の安静時振戦が見られる。落ち着かない様子。頻脈。冷汗。甲状腺の腫大はない。

甲状腺機能亢進症を疑い、血液検査を行ったが、明らかな異常なし。何らかの薬物中毒ではないかと考えた。

 

1週間後に再診。手指の振戦はあるが、自覚的には振戦なし。頻脈なし。 精神的に落ち着いて紳士的。

ご自身で、「特別にカフェインが多いコーヒーを多量に飲んでいたので、そのせいではないかと思う」と説明あり。

カフェインの離脱症状で頭痛もあるとのこと。