50代女性 線維筋痛症(+慢性疲労症候群)の改善
50歳代女性
2021年3月初診 高血圧で内服中。左手拇指CM関節症。ホットフラッシュ。秋の花粉症。夜間歯ぎしり。
5-6年前より全身の痛みに対し、プレドニン5㎎とセレコックス2Tを処方されて内服継続中。
「関節リウマチではない」「当初より炎症所見はなかった。」と説明されている。
「5年前から、痛みと、それ以上にだるい。」「肩甲骨周りに圧痛」「スタミナがなく、午後になるとへとへと」「まっすぐ座っているのが苦痛」とのこと。
初診時フェリチン100以上あり。(子宮筋腫にて鉄の内服を長期継続。)
線維筋痛症(+慢性疲労症候群)と考え、低糖質+高蛋白+ビタミン+ミネラルを勧めた。
2021年4月 身体の痛みがずいぶん改善している。 体重がマイナス3キログラム
2021年8月 ふらふらするので血圧の薬は中止。 プレドニンは2.5㎎へ減量。 体重がマイナス8キログラム
2022年4月 プレドニンを1日 1.25㎎内服中。体重がマイナス13キログラム 胃の調子が悪い、とのことでナイアシンを中止したところ、速やかに改善
2022年6月 プレドニンとセレコックスを中止したところ、関節痛が出現。
2022年7月 セレコックス2Tを継続中。 体重はマイナス17キロ程度。
大変元気にしていて、血圧も正常値とのこと。朝のこわばりが少しある。
コメント:大変熱心に栄養療法に取り組まれた。
セレコックスが必用な状態はまだ残存している。特記すべきは、全身倦怠が改善して動けるようになられた点である。B3は少量で再開したい。
少ない経験からいうと、線維筋痛症と慢性疲労症候群は合併していることが多いのではないか。
臨床的根拠がないからといって病気が存在しないという証拠にはならない
Treating and Beating Fibromyalgia With Orthomolecular Medicine (yourfibrodoctor.com)