線維筋痛症について

ティアニー先生のベストパールより

「診察中、触れるたびに厚痛を訴える患者では、診断はおそらく線維筋痛症である。しかし、診断する前に、CRP・血沈正常が前提である」

 

線維筋痛症については多くの関心がメディアのなかにあります。線維筋痛症は特に若い女性に多く、彼女たちを衰弱させます。にもかかわらず、炎症の客観的兆候がありません。次に考えられることは、免疫学的な異常以外のほかの因子が原因かもしれないということです。しかし、線維筋痛症は生命を脅かす疾患ではなく、解剖学的な障害も起こさないと言って差し支えないでしょう。

 

医者にも家族にも誰にも理解してもらえないつらい病気、だと思います。

 
何人か、線維筋痛症の診断を受けた患者さんを診察しています。まず、この病名がつけられるまでにかなりの時間を要しています。診断がついても、特効薬はありません。(痛み止め、ステロイドホルモン、サインバルタなどの抗うつ薬などが用いられている。) 

血液に異常所見がないこと、痛みは本人にしかわからないことなど、疾患概念が医療サイドに理解しがたい点があると思います。

 

月経困難症、光線過敏、不安やうつ、睡眠障害、ムズムズ脚症候群などを伴うことなどから、私はやはり質的栄養失調が原因と考えています