アルポート症候群とは

ドクターサロン 2026年2月号より 新田 考作 先生

①進行性の遺伝性腎炎に難聴を伴う症候群
②大部分はⅣ型コラーゲン遺伝子によるもので、Ⅳ型コラーゲン遺伝子変異証明されれば家族歴や難聴が診断の必須ではない。
約80%がX連鎖型で約15%が常染色体劣勢型、常染色体優性型が約5%
④男児に血尿があった場合、アルポート症候群を疑う。
⑤幼児の頃は血尿以外に何も症状がないということが多く、7-10歳ぐらいになって初めて両側性の感音性難聴が出てきて、これはアルポート症候群だなと、その時点でわかるのです。
顕微鏡的血尿がほとんど。
⑦だんだんと、タンパク尿も出だす。
⑧腎生検の組織を電子顕微鏡で調べて、基底膜に特徴的な所見があるかどうかを調べる。
⑨Ⅳ型コラーゲンに対するモノクローナル抗体で染色して調べる。
➉遺伝子診断も行う。
⑪15%ぐらいは常染色体劣勢のタイプがあって、これが一番重症化しやすい。男女とも20歳前後に腎不全になって、透析か移植を行わざるを得ないことがあるので、遺伝子の型を特定するのが非常に大事です。
⑫ACEやARBを使う。
⑬一般的に、女性の場合はあまり進行しない。