ADHD ホッファー先生のケースレポート・・・8歳男児。追いかけられる悪夢

 

ケース47

B.K.は1962年10月生まれで初診は1971年2月。1971年の初め頃、彼の教師はB.K.の進歩のなさを嘆いていた。集中できず、宿題をすますことができなかった。ナイアシンアミド朝夕に1グラムづつを1年間継続していたが、改善を認めなかった。初診時、毎晩動物や人間に追いかけられる悪夢を見ていた。他の子供が自分について話していて、彼を傷つけようとしていると思い込んでいた。誰も自分のことが好きでないと感じ、悲しがっていた。私はナイアシンアミドを毎食後1グラムへ増量し、リタリン10㎎を追加した。1971年4月15日までに夢を見ずに寝れるようになり、学校のレポートも良くなった。より元気になったが、まだ被害妄想的であった。1971年7月14日、彼は元気だった。1973年8月13日、6月半ばに罹患した肺炎の後、ビタミンを中止していた。幻視が再燃し、集中力は低下し、また悲しい気分になっていた。6月の学校の成績はこれまででベストだった。母親は彼の症状が再燃しているとはさして思っていなかった。評価はimproved。過活動スコアは57から38そして51へ(1971年2月10日から1971年4月15日、1973年8月13日にかけて)。

コメント:悪夢、被害妄想、集中力欠如、幻覚、学業不振など。同じ症状の記述が多い。