薬剤性肺炎を疑うポイント
日本医師会雑誌 2022年10月号より
疑う
①すべての薬剤は肺障害を引き起こす可能性がある。
②栄養食品、サプリメントなど患者が薬と認識していない薬剤にも注意
③抗悪性腫瘍薬、インターフェロン、抗リウマチ薬、生物学的製剤、漢方薬、新薬には特に注意
④肺障害の発症リスク因子の評価・既存の間質性肺疾患、放射線治療、腎障害、高齢、喫煙歴、糖尿病、低アルブミン血症など
症状
①咳(特に乾性)、息切れ、発熱
②皮疹、酸素飽和度の低下、副雑音聴取
③検査所見 白血球数増加 好酸球数増加 CRP上昇 LDH上昇、 KL-6上昇 レントゲン所見