骨盤内炎症性疾患の疑い方
上記より
・腹膜刺激症状を伴う下腹部痛をきたすので、虫垂炎ミミッカーとなる。
・両側の腹部圧痛
・嘔気嘔吐がない。(消化器症状に乏しい)
・痛みの移動がない。(下腹部痛で発症)
・38.3℃以上の発熱
・粘液膿性分泌物
・淋菌、クラミジアの子宮頚管感染を検査で証明(女性の尿では淋菌のPCR感度が低い)
また、PIDの約4分の1では肝周囲炎を併発するといわれており、右季肋部痛や横隔膜を刺激することにより右肩痛が生じることがあります。
検査もすぐに結果がでず、診断も扱いも難しい。