上記より要約

①妊娠が成立する前から両親ともに栄養状態をよくすることが必要である。

②ビタミン療法、ミネラル補給が推奨される。

③できるだけ母乳保育で。離乳食は砂糖や食品添加物の無いものを。

④乳製品はもっとも頻度の高いアレルギー物質である。

⑤子供が発症しやすいのは、すでに行動学習障害児のいる家族、統合失調のメンバーがいる家族。このような場合は、予防的にビタミンBコンプレックスや、B３の内服が勧められる。

⑥両親のどちらかが統合失調症の場合、子供に統合失調症の発症確立は約10％であると言われている。しかし、私（ホッファー）の40年にわたる臨床経験では、行動学習障害の発症はあるが、統合失調症の発症は見ない。両親とも統合失調症がある場合、子供のリスクは50％となる。

⑦私は小麦などの日常食にナイアシンアミドを添加することを何度か訴えてきた。もしこのような対策が取られたならば、10年のうちに統合失調症や障害児の発生が有意に抑えることができるだろう。