ホモ・エレクトスについて・・・スミソニアン博物館Briana Pobiner博士の見解

先日のNHKスペシャル「食の起源 第1回 ご飯」では、ホモ・エレクトスについてとり上げていました。

番組での見解は以下のようなものでした。

火の使用→木の根やどんぐりなどのデンプンを加熱して摂取できるようになった。→糖分が脳へ影響して脳容量が増大していった。

(すなわち、糖質摂取量増加が人類を進化させた。)

私の 反論

 

下の動画は、スミソニアン博物館の文化人類学者Briana Pobiner博士の見解です。専門は古人類学(paleoanthropology)。
博士の説明では、従来の説どおり、肉食と骨髄食がターニングポイントとなって脳が大きくなったと説明されています。(5分頃、15分20秒頃、22分頃)

人類の食事のターニングポイントは以下の3つ
(肉食の開始時期と、火の使用はずれていると考えられているようです。
肉食で消化管は小さくなったと考えられているようです。)

①180-190万年前、肉食の増加

80万年前、火の使用

③1万5000年前、農耕の開始