分裂病と自殺

上記引用

ビタミンB‐3の効果―精神分裂病と栄養療法
エイブラム ホッファー
世論時報社
売り上げランキング: 808,431

上記より引用

オズモンドと私は、何年も前に自殺におよぼす治療法の効果を調べてみた。ノラン.D.C.レビス博士は、分裂病患者がかなり高い頻度で自殺すること、このことは精神医学教科書ではほとんど全く無視されてきたと指摘した。

私たちが分裂病における自殺の重要性に気づいたのは、ビタミンB3で治療した私たちの群には、それがなかったからである。これは予想しなかったことであり、興味をひき起こしたので、ビタミンをとっている分裂病患者と別の治療を受けた分裂病患者の自殺について、体系的な調査を始めた。ビタミンB3を投与されなかった450人の患者のうち、9人が7年間で自殺した。その自殺率は1年あたり10万人に約280人であった。同じ時期にサスカチュワンの全体の率は10万人に9人であった。サスカチュワンの自殺の4分の一が分裂病だった。私たちは論文で、他の研究者たちが見出した率を検討した。彼らも高い率を見つけていた。諸文献と私たちの論文からのデータをみな結びつけると、全体の率は10万人当たり220人で、正常人の約20倍だった。私たちは、1966年にナイアシンをとっていた240人の患者を調べたが、自殺した人はいなかった。

当然、自殺率と治療効果は関連すると考えられるのではないでしょうか。