ばち指をきたす疾患

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上より引用

原因疾患は肺癌、肺線維症、チアノーゼを有する先天性心臓病、肝硬変、細菌性心内膜炎炎症性腸疾患である。

通常、骨髄で作られた血小板由来増殖因子を含む大型血小板は、右心系循環に入り肺にひっかかって増殖因子は不活化される。①右ー左シャント、②肺での動静脈ロウ、③心臓弁における血小板付着があると、指尖の毛細血管に大型血小板が凝集する。そこから放出される増殖因子により指でのコラーゲン・平滑筋の増殖が起こり、ばち指を形成する。

 

ティアニーのパールに、肺気腫の人にばち指をみつけたら、それは肺癌である!というものがある。すわなち、通常肺気腫にはばち指を認めないはずと考えられている。

内分泌疾患(甲状腺性肢端肥大症、副甲状腺機能亢進症)でも認められることがあるらしい。

バチ指は、まず拇指と示指からはじまるという。これは、鉄欠乏性貧血のスプーンネールが、拇指と示指から出てくるのと同じ。